ロボジョイちゃれんじ教室

18-1 SPIKEプライム入門

第1回「ライトマトリクスに描く」

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◆for文のくり返し処理

写真は2つの点を描くプログラムの例です。
プログラムを実行すると、(0,0)と(1,1)に点を描きます。「x = 0」や「y = 0」は変数に代入するという命令です。C言語と違って、変数を作るための下準備はいりません。
もし、5つの点を描きたい場合、同じような処理をあと3回追加すればいいのですが、ちょっとプログラムにムダがあるように思います。
そこでfor文を使います。

for文は処理の繰り返しを行うことができるという機能です。for文を使ったプログラムがこちらです。
実行すると、5つの点が描かれます。for文で処理を5回くり返しているためです。

for文の書式がこちらです。for文の書式はいくつかありますが、ここでは「変数 in range(くり返し回数)」を使っています。変数は好きなものを使ってかまいません。この例では「i in range(5)」としていますので、処理を繰り返す中で変数iは0→1→2→3→4と変化します。くり返し処理は変数iが0~4の範囲で実行されますが、くり返し処理が終わった時点では変数iは5になっています。 for文の右端には「:(コロン)」が必要です。そして、繰り返したい処理は左側にタブを入れて字下げをします。この字下げのことを「インデント」といいます。タブはキーボードの「Tab」キー押すと入力できます。このアプリではスペースキー4回でタブ1つに置き換えることもできます。

ちなみに、この書き方でも正解です。
この場合は1個の変数だけで点を描いていますので、プログラムを短く済ませることができています。

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