今回は速くて正確なライントレースロボットを作りたいので、 ロボットが走る時間を確認したいと思います。コースを1周する時間を「ラップタイム」といいます。
ラップタイムを測るための装置「ラップタイマ」を作ってみました。ストップウォッチ片手に手動で測ることもできますが、何度も測定すると大変なので、自動化しておきましょう。 仕組みは単純です。インテリジェントブロックNXTまたはEV3のポート4に超音波センサーをつなぐだけです。 筆者の場合は余分に持っていたNXTを使いました。もしEV3を2つ以上持っている場合にはそちらを使ってください。
超音波センサーは進行方向に対して、横向きに設置します。 ここがスタート/ゴールとなります。超音波センサーの前方20cm手前までには何もない状態にしておきます。 前方にロボットが通過すると、センサーが反応します。
超音波センサーは横方向に反応する範囲がはっきりしていません。 そのため、通過時のタイミングにはズレが生じます。しかし、 今回の場合、1周目と2周目の通過時のタイミングが同じだけズレますので、1周あたりの時間を正確に求めることができるはずです。