この連載では「教育版レゴマインドストームEV3」を使い、各種センサーをロボット競技に役立てるためのノウハウを紹介していきます。本当に役立てるためには実際に手足を動かすしかありませんので、これを参考に実践してみましょう。なお、使用するプログラミング環境は「教育版EV3ソフトウェア」です。
今回は「ジャイロセンサー」について紹介します。ジャイロセンサーは向きを検出することができるセンサーです。正しくは角速度を測定して、それを累積することで向きを求めています。
こちらがレゴ社純正のジャイロセンサーです。ジャイロセンサーは教育版EV3の基本セットに付属しています。倒立振子制御を行う場合には必須の部品です。
この他にも、HiTechnic社製のジャイロセンサーが存在します。
では、ジャイロセンサーは部品としてどれくらい信頼できるのでしょうか?
信頼性が高くないとロボット競技では使うことができません。 そこで、実験用のロボットを作って確認してみましょう。次のように部品を接続します。
・入力ポート1:ジャイロセンサー
・出力ポートA:Lモーター右
・出力ポートD:Lモーター左