ロボジョイちゃれんじ教室

8-1 EV3ソフトウェア入門

第1回「NXTとEV3の両方で動くプログラム」

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去年(2013年)、新シリーズのレゴマインドストームである「教育用レゴマインドストームEV3」が発売されました。今まで7年間に渡って使われてきた「NXT」との違いにも注目しつつ、EV3を使ったプログラミングについて紹介していきたいと思います。


◆EV3の特徴1

ちゃれんじ教室でEV3を取り上げるのは初めてのことですので、まずEV3について簡単に紹介したいと思います。 EV3は1998年に誕生した「RCX」から数えて三世代目のレゴマインドストームです。「EV3」は一世代前の「NXT」とある程度の互換性を保っています。
写真はEV3の「基本セット」です。インテリジェントブロックEV3にほか、モーター、各種センサー等がセットに含まれていて、いろいろなロボットを作ることができます。

「インテリジェントブロック」はマイコンを搭載したロボットの頭脳となるブロックです。左が「インテリジェントブロックNXT」で、右が新シリーズの「インテリジェントブロックEV3」です。
NXTの出力ポートは3つですが、EV3の出力ポートは4つもあります。出力ポートが1つ多いことがEV3の大きな特徴です。

EV3では、モーターやセンサーが自動で認識されます。この機能を「オートID」と呼んでいます。
たとえば、「Port View」というアプリを実行中にカラーセンサーを接続すると、画面には「COL-COLOR」と表示されました。自動で認識されている証拠です。

EV3では新しく「インタラクティブサーボモーターM」というモーターが登場しました。従来の仕様に近いモーターは「インタラクティブサーボモーターL」と呼ばれています。MモーターはLモーターに比べてトルクが足りませんが、そのかわり速く回転させることができます。角度制御やパワー制御の機能は「M」と「L」のどちらにも搭載されています。
ちなみに写真のロボットは「EV3デスクロボ デビューセット」に登場するロボットです。Mモーターを使ってアームを開閉させたり、上下に動かすことができます。

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