ロボジョイちゃれんじ教室

10-1 ロボット競技に役立つEV3センサー入門

第6回「カラーセンサーの信頼度を見える化する」

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◆ソフトウェア的に超低速移動させる

先ほどのプログラムのグラフを改善して、グラフの密度を上げてみました(color2.ev3)。

ロボットを超低速に移動させるマイブロックです。 ロボットを遅く移動させる一番簡単な方法はモーター制御のパワーの値を減らすことです。ですが、ここでは図のような方法で回転を遅らせてみました。モーターを回転と待機を高速に繰り返すことで、回転を遅らせています。
以上の変更によって、移動時間を約1秒→約14秒に引き伸ばすことができました。

プログラムの実行結果です。このグラフを見ると、0~1.8cmまでは信頼度が100%であることがわかります。
前回よりもロボットの移動速度が1/10以下に落ちましたので、グラフの密度は10倍以上に上がっています。それでも隙間がありますが、これは測定に時間がかかりすぎて回転センサーの値が飛び飛びになっているからです。

自分の予想では、センサーが遠くなると信頼度が少しずつ落ちていくと考えていました。しかし、実際の結果では、信頼度はほぼすべて0%か100%かのどちらかです。
なぜここまで急激に信頼度が落ちるのか。理由は不明です。LEDの光が届かなくなって、測定不能に落ちてしまっているのではないかと考えています。

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